内側に開く平屋で風景とつながる
動物たちと寄り添う住宅街の別荘
いつごろからどんなきっかけで家づくりを考えはじめましたか?
定年退職を期に、都内のマンションから移るための「住宅街の別荘」が欲しくて、場所を探しはじめました。都内からそこまで離れずに、山羊を飼う場所や畑をできる広さを確保できる土地を探して、ここに巡り会いました。佐倉市は文化都市で、お寺や文化施設、公園なども多くて環境がとても良いんです。
家づくりの依頼先はどのように探されましたか?
定年する2~3年前から住宅雑誌で色々見て探していて、2~3社気になる会社があったんですが、SUDOさんの土気オフィスを訪問してお話を聞いたら、もう「お願いしたい」となりました。SUDOさんのデザインの雰囲気や、スギ材を使った外壁などの素材使いも、自分がしたい暮らしに合っていると思いました。
家づくりに際してご希望されたことはどんなことでしたか?
「山羊を飼いたい」「動物と暮らしたい」「畑をやりたい」といった暮らしの希望があったので、「それに見合った家を建てたい」という要望を出しました。父や自分の将来のことを考えて、平屋でバリアフリーの家にしたいということも希望しました。戸は全部引き戸にして、トイレの入口も幅も広くしてあったり、外もスロープを付けて車椅子でも出入りできるようにしてもらいました。
実際に暮らしてみて、暮らし心地はいかがでしょう?
ずっと動物と暮らしたいと考えていたので、犬や猫たちのスペースは居間側だけじゃなくて寝室側もつないでもらって、夜も隣で寝ているのが安心です。図面を担当してくれた西村さんが動物好きな方だったので、キャットウォークなんかのアイデアをいろいろ出してくれたのも嬉しかったです。毎日早朝から庭仕事をして、庭から直接出入りできるようにしてもらったお風呂でシャワーを浴びて、父とお茶を飲んでというふうに、マンション時代から暮らしは180度変わりました。やりたかったことを叶えることができて、今は暮らしを満喫しています。